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ヒヒイロカネ編29話





気が付くと、私はなにもない空間に居た。

???「ルーファ?」

不意に名前を呼ばれた気がして振り向くとソマリ姉さんが立っていた。

ルーファ「ソマリ姉さん?…ここは……?」

ソマリ「さぁね。優勝して、ヒーローインタビュー受けてるときにアイラから貰った腕輪が光って…気が付いたらこうなってたってわけ」

ルーファ「腕輪が光って………!マスター!マスターはっ!?」

ソマリ「ちょっ!落ち着いて、マスターがどうしたの?」

ルーファ「リバス遺跡の『門』がサタナキアの世界と繋がったら凄い爆風がおきて…」

???「ソマリに、ルーファ?…これは、一体…?!」

???「アカネ?それに…2人も…?」

ソマリとルーファの前に、アカネとアイラが現れた。

ルーファ「2人も…ここに…そうだ!2人なら何か起きたか分からない?『門』がサタナキアの世界に繋がった途端、この腕輪が光って『門』から爆風がおきて…っ?!」

ルーファはアカネ達に話しかけている途中であることに気づいた。

アカネとアイラの姿は、少し『透けている』と言うことに。

アカネ「今、この状態のことはわからないが『門』と腕輪については説明しよう。」

アイラ「私達がアンタ達の世界から帰ってくる時に繋いでもらった門ってのはサタナキア達イリーガルの生産施設の一つで、そこをアカネと2人で制圧してその後、マテリアルジャマーの量産に成功したのよ」

アカネ「マテリアルジャマーの量産と君達から譲り受けたデータを元に改良した『門』のコントロールを不可能にするウイルスプログラムのおかげで、我々レジスタンスは組織を立て直し敵の拠点を次々に落とすことができた。サタナキア達イリーガルは『楽園神姫』の優位性を失ったことで、離反するものや内部の反乱が起きるなどしてかなり弱体化していった。」

2人の体が少しずつ透けていく…

アイラ「それに、拠点を制圧するのと一緒に『門』もぶっ壊してるのも効いてたんじゃない?」

ソマリ「『門』を壊しちゃってたの?!」

アカネ「ああ、これ以上悪用されないようにな…」

ルーファ「それで、少しずつ『門』へのサタナキアの世界からの干渉が無くなっていったのね」

アカネ「そして、我々レジスタンスは、サタナキアが根城にしている本拠地…私達の世界で最も巨大で未だ全貌の把握出来ていない遺跡・通称「迷宮」に乗り込んだ。」

アイラ「で、私とアカネと後数人でなんとかサタナキアの所までたどり着いたんだけど。」

アカネ「サタナキア達は今まさに、『門』のウイルスプログラムを解析し、其方のリバス遺跡のプロテクトを破り『門』を開こうとしていた…あるものを持って。」

ルーファ「あるもの…?」

アカネ「ヒヒイロカネで作られたCSCだ。」

ルーファ「CSC…?それを作るために他の世界に侵攻していたの?」

アカネ「最初はそうだったんだろうが、リバス遺跡を発見してからプランを変更したんだろう…恐らくヒヒイロカネ製のMMS素体を作る計画に。」

アイラ「ププッどんだけのヒヒイロカネがいるんだっての!欲ばらずにCSCだけにしとけばよかったのにね~?」


既に2人の太股から下は完全に消えている

ルーファ「…それで…2人は…どうしたん…ですか…」

涙ぐみながらルーファは聞いた。

アカネ「…君達に渡した腕輪…あれはヒヒイロカネでできていてな。前の装着者のCSCが停止すると新しい装着者と前の装着者の戦闘データを融合強化する為のものなんだ。
想いと力を受け継ぐ為に。」

ソマリ「腕輪が光った時、何かが流れ込んでる感覚があったけど…」

ルーファ「…CSCが…停止した時…って…」

アカネ「ああ、だから私達は既に…」

アイラ「でも、こんな変な空間に放り込まれるなんてのは知らなかったけど?」

アカネ「ああ、私も聞いたことがないな…ひょっとしたら、ルーファとソマリが他の世界の神姫だからか…かもしれんし、それに。」

アイラ「私達たちとマスターが同じ…だから?」

ソマリ「マスターが同じって…?!」

アカネ「恐らく『異なる世界の同一人物』という奴だろう」

2人とも、もう胸の辺りまで消えてしまっている。

アカネ「…サタナキアを倒すことは出来なかったが、「迷宮」の『門』は破壊した…私達が知りうる限りではあるが、これで私達の世界にある『門』は全て無くなり、サタナキアは他の世界に行くことはできないはずだ。」

アイラ「私達の世界で新しい『門』や遺跡が見つからない限りは…ね」

2人の姿は既に光り輝く輪郭だけに
っていた。

アカネ「…もう、時間のようだね…アイラ姉さん」

アイラ「あれ?…公私混同はしない主義じゃなかったの」

アカネ「…最後くらいは、良いだろう?」

アイラ「ふふ…そうね。」

2人の姿は完全に消え

アカネ「…ルーファ」

アイラ「ソマリ…」

アカネ・アイラ『ありがとう…』



2人の声だけが響いた。




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