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ヒヒイロカネ編最終話

一年以上書いてきたヒヒイロカネ編も今回で最終回です。最終回なのに画像が一枚もない上にちょっと長いです(;´Д`)

そして最終回と言っておきながらエピローグも在りますが…それでは、本編にれっつらごーです(`・ω・´)













1人の少女が山中の電信柱に腰掛け、小野坂の別荘を見つめている。

既に日が沈みはじめ、辺りは暗くなっていく中その少女の髪と瞳は緋色に輝いていた。

???『…ふう…やっぱり姉さんはどうあっても私達の邪魔をするわけね…ま、今回は本来の目的の半分は達成出来たし…なかなか面白いことになりそうだから、暫くは様子を見ましょう。ふふ…最後には何をしても結局は無駄と言うことを思い知るでしょうし。…何者も私の紡ぐ糸からは逃れられないのだから…』


 
























緑猫「それじゃあ、サタナキア達は…」

マウ「うん。ボクと同じようにそれぞれの世界に帰った…よ」

ルーファ「そう…か…少し複雑な気分だな…」

マウ「ルーファ…」

シエル「しっかし、結局何だったんかしらね。あの「モイラ」ってのは…」

ユピティス「…これは私の推測だが、あの口振りだと恐らくは遺跡文明が作り出した管理コンピューターが何かだろう。」

小野坂「それじゃあ、その遺跡文明の人達は自分達で生み出した存在に滅ぼされたってこと…?」

シエル「随分ベタなことするわね…ま、なんにしろこれで一件落着かしらね!」

マウ「そう…だね。」

緑猫「みんな無事で、本当によかったよかった!」

小野坂「今日は何か豪勢にぱっーと行こう!」







シエル「って解決してないわよ!問題残ってるじゃないの!」

緑猫「いや、ひとりでノリツッコミされても」

シエル「緋剣やサタナキアの身体だって残ってるし、ユピティス…あんたこの後どうするのよ?」

マウ「緋剣はの中にはもう何もない…よ。ただの剣になってる…物凄い量のデータを中に入れることは出きると思うけど…」

緑猫「使わなきゃ別にいいんじゃないかな?」

ルーファ「いや…何があるかわからない。マウ、君のヒヒイロカネの力で破壊出来ないか?」

マウ「たぶん出来ると思う。…うん、そう…だね、壊しちゃおう。」

緑猫「ちょっと調べてみたかったんだけどなぁ。」

小野坂「ちょっと勿体ない感じはするよね。」

シエル「壊した破片を調べればいいんじゃない?」

緑猫「そっか、そうだね。」

ルーファ「…それで、サタナキアの身体はどうする?」

マウ「元はサタナキアじゃなくてアーニャの身体みたいだったらしいけど…」

シエル「ややこしいからサタナキアの身体でいいわよ。…んで、本当にどうするの?」

小野坂「あの…よかったら俺に引き取らせてくれないかな?」

ユピティス「引き取ってどうするつもりだい?」

小野坂「CSCを組み込んで、俺の神姫として迎えたいんだ。」

緑猫「そういう事なら、俺は別にいいけど…皆はどう?」

マウ「ボクは賛成だ…よ」

シエル「別にいいんじゃない?」

ルーファ「私も特に異論はない。」

緑猫「それじゃあ、決定だね。」

小野坂「みんな…ありがとう。」

マウ「ユピティスはどうする…の」

ユピティス「ふむ…少しこの世界を見て回りたい…かな。その後は…ま、その時に考えるさ。」

小野坂「よかったら俺の所に来ないか?」

シエル「随分節操がないわね~」

ユピティス「その時になったら、頼らせてもらうよ。」

シエル「それじゃあ、これで本当に一件落着ね!」

小野坂「なんか安心したら、お腹減っちゃったから、何か頼もう。」

シエル「出前の王道、ピザを要求するわ!」












シエル「いやー、食べた食べた!」

緑猫「ちょっとは遠慮したら…」


小野坂「それじゃあ、俺はちょっと作業室でサタナキアの身体を調整して来るよ。」

緑猫「あ、よかったら手伝わせてくれないかな?」

小野坂「もちろん、OKさ」

2人が作業室に向かう途中、シエルの叫び声が響いた。

緑猫「どしたの!」

急いでリビングに行くと、ユピティスの身体が仄かに光ながら少しずつ薄くなっていく。同様の現象はマウの持つ緋剣にも起こっていた。

小野坂「まさか…!」

小野坂と緑猫は急いで作業室に向かかった。

そこには、やはりユピティス達と同じように光るサタナキアの身体があった。

ユピティス「…どうやら、無事にサタナキア達は「定め」とやらを変えられたらしいな。」

そう言いながらユピティスは作業室に入ってきた。

小野坂「どういう…こと?」

ユピティス「つまり、サタナキア達の世界で起きたことが起こらなかった。サタナキアは緋剣にならずにアーニャも無事…そして少なくとも転移装置を使って私には会わなかった。…ということさ。」

マウ「…よかった…本当はちょっと心配してたん…だ。」

ユピティス「…マウ、君と剣を合わせる事が出来なかったのは残念だが…サタナキア達を救ってくれて本当にありがとう。礼を言わせてもらうよ。」

マウ「ううん。…ユピティス、君が居なければ…多分ボクはこうして居られなかったと想う…元気で…ね」

ユピティス「…ああ。」

光が消えると、まるで最初からそこには何も無かったかのように跡形もなく消えていた。

シエル「…ってちょっとまってよ!それじゃあ…ルーファや、マウのCSCも無かったことになるんじゃないの!」


緑猫「…ボクは大丈夫だと思う。…けど、ごめんね…ルーファはこのまま自分の世界に戻れないかもしれない…」

ルーファ「いや、マウが謝る事はないさ…」

シエル「ほんとに…本当に大丈夫何でしょうね!?」

マウ「うん。大丈夫だよ、絶対…!あ…もうこんな時間だよ、明日も早いから早く寝ない…と。」

緑猫「マウさん…うん。そうだね。今日はもう寝よう。」

























~深夜~





リビングの窓がそっと静かに、少しずつ開いていく。

シエル「どこへ行こうと言うのかね?」

緑猫&小野坂「なぜムスカ大尉?!」

ルーファ「皆…すまないが、このまま行かせてくれ…」

マウ「…どうし…て?」

ルーファ「…さっきはああ言ったがな…情け無いことに、緑猫達をみていると、どうしても思い出してしまうんだ。…マスターと姉さんのことを。…本当に、すまない…」

窓から出て行こうとするルーファの腕を掴んだのは…シエルだった。

マウ「シエル…?!」

ルーファ「シエル、離し」

シエル「いやよ!…ルーファ
あんた行くあてなんて無いでしょ?!」

ルーファ「…半年すごせたんだ…何とかなるさ。」

シエル「嘘ね、外で機能停止するつもりでしょう?!」

ルーファ「!…それは…」

マウ「ルーファ…ボクきっとルーファが元の世界に戻れるように、ヒヒイロカネの力をもっと使えるようにしてみせるよ!だから…」

シエル「そーよ!その間まで私達の世界にホームステイしてると思えばいいじゃない!」

緑猫「それがダメでもせめて、自暴自棄にはならないでくれ…!」

小野坂「緑猫君の所が嫌なら家にくればいい!」

シエル「神姫なら誰でもいいの?!」

小野坂「困ってる神姫を放っておけないだけさ。」

ルーファ「…みんな……すまない。私はどうかしていたな。」

緑猫「そんなことないさ。ルーファの状況を考えたら、当然のことだよ。こっちこそごめんね、ルーファの気持ちを考えてなかった。」

ルーファ「いや、私の方こそ自分のことしか考えず周りを見ていなかった。これほどまでに私の事を考えてくれている人が居るというのに…」

マウ「…それじゃあ…!」

ルーファ「…ああ。その、緑猫の所に世話に…なる。…それと、元の世界に戻る件については考えなくていい。」

マウ「え…でも…」

ルーファ「本当にもう、いいんだ。私には君たちが居る。」













翌日・緑猫家前

緑猫「なんか悪いね、車で送ってくれるだけじゃなくて、行きの運賃も出してくれるなんて。」

小野坂「迷惑かけたのは、こっち何だからこれぐらいはさせてくれ。」

シエル「本人がいいってんだから良いじゃないの?」


小野坂「それじゃあ、気が向いたらいつでも会いに来てよ。歓迎するからさ…それじゃ!」

緑猫「ああ。また連絡するよ!」



マウ「…帰ってきた…ね。」

シエル「ひっさしぶりの我が家ねー!マスター早く鍵、鍵!」

緑猫「はいはい」

扉を開けると目の前にはいつもの見知った空間が広がっている。

緑猫たちはそれぞれ顔を見合わせた後、一歩踏みだして言った。

『ただいま!』


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